JunkJunk Column

ジャンクジャンク・コラム 2003.06


●私がアンティークに魅せられる理由


なぜ、アンティークファンは、古いモノに魅せられるのか?
古き良きモノといってもピンからキリまで、本当に様々なものがあるのがアンティーク。ですから「あなたはどうして古いモノが好きなのですか?」と問われれば、その答えもまた様々に違っていることでしょう。

最新号のメルマガ『ジャンクジャンクタイムズ』で、私はその理由を3つに分けて一般論を述べてみました。そして、マツオ個人はなぜ、アンティークに魅せられるのか。その理由は、いくら古いものでも、それが良いモノで、まだまだ使用に耐えられるのであるのなら使っていきたい気持ちがあることがまず一つ。

二つ目は、古いモノには古いモノのカッコよさがあるからです。例えば私が購入したヴィンテージもので1950年代のブレンダーがあります。どうか、お写真をご覧ください。このブレンダーのボディ、とても50年以上の時を経たものとは思えないほどの輝きを放っています。昨今のレトロブームを追風に、同じようなデザインのブレンダーが続々とリプロダクトされていますが、しかし復刻版のボディ素材はプラスチック。元祖版のボディはクロームメッキ。重いです。指で叩くとすぐにそれらの違いが分かります。

このブレンダーは田舎町のアンティークショップで見つけました。汚れてはいたものの、目立った傷やカケがなく、また電気部分もしっかりと作動したため購入を決意し、その日はうきうき気分で家に持ち帰ってきました。

翌日。さてさて、さっそく、お水を入れて洗浄を試みましょうとスイッチを入れた途端、なんと硝子本体のボトムから、水がザザ漏れするじゃありませんか!しまった。ダメなの!? やっぱり古いから? と叫んでみたところでアンティーク商品は通常、返品不可能。うわ〜、どうしようと内心、大いに焦りました。どこのお店にもきちんと返品お断りのポリシーが書かれていますから「壊れてました、返金お願いします」は、まず通用しません。

しばらく呆然としていたものの 気を取り直してあちこち点検したところ、歯の部分のパッキンが古びていることが判明。さっそくメーカーの関連会社に電話をして、部品を注文しました。すっかり新品同様に直ったブレンダーは、今やジュースづくりをはじめ、マルガリータなど、カクテル作りに大活躍です。

それにしても50年以上前に作られた電気製品の部品が今でも取り寄せられるなんて、まったく想像もしませんでした。でも、こうやって一つの古き良きモノを家に持ち帰って汚れを落とし、修理しながら長く長く愛し抜く。これこそがアンティーク収集家の喜びだと私は思っています。

そんなことを考えながら、一昨日はまたまた私の大好きなバスケットを見つけてしまいました。下のお写真がそのバスケット。行李サイズなので中にお気に入りのリネンやタオルを収納しようと思い付いての購入だったのですが、ご覧のとおり、持ち手が外れています。でも、これもまた修理できるお店がご近所に1件あり、そこで素材を購入して、自分の手でなんとか元どおりの姿に直してみようと思います。

完成品の姿を頭に描きながらコツコツと手入れしていく、それもまたアンティークの世界に魅せられる要素の一つではないでしょうか。そんなことに気づかせてくれるこの世界はやはり奥が深いなあ、と思います。

   ●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●

ジャンクジャンクドットコムにアクセスいただいて、ありがとうございます。先着10名様へのプレゼントキャンぺーンはこちらの予想を上回る速さで終了いたしました。ありがとうございました。

ジャンクジャンクドットコムはこれから皆様にかわいがってもらいたいと考えているサイトです。商品のこと、HPのレイアウトや作りのこと、なんでも構いません。ご意見やご感想をいただければ励みになります。ホームページをお持ちの方やオンラインショップをお持ちの方はぜひぜひ相互リンクいただけますよう、よろしくお願いします。

では、皆様からのメ−ルをお待ちしております!

ジャンクジャンクドットコム・メ−ル

info -at- junkjunk.com

 

Past Columns - 過去コラム

2003.05 - Introduction

 

 

BACK TO TOP