JunkJunk Column

ジャンクジャンク・コラム 2004.01

 

今回はミネソタのアンティークマーケットあれこれをご紹介します。

 

 今回はジャンクジャンクドットコムお気に入りのアンティークモールをご紹介いたします。
 アッ、その前にジャンクジャンクドットコムの本拠地、ツインシティーがどのような州なのか、ご参考までにミネソタ州政府観光局のホームページを挙げておきましょう。
http://www.minnesota.gr.jp/

 これまで私たちはアメリカ国内をいろいろと旅してきました。そして旅行中いつも感じることはアンティーキングに関する限り、“ミネソタ州は恵まれているなあ”。私たちが住んでいるところは比較的都会ですが、ここから2、3時間の運転で田舎に足を伸ばせば、とびきりの宝物(特にアメリカンフォークアートのジャンルに入る骨董やカントリー・プリミティブなど)に出会うことがあり、そのチャンスは決して珍しくありません。

 私、マツオ個人の好みでいえば、東海岸のアンティークショップはすばらしいです。ニューヨーク、ボストンといった大都会をはじめコネチカット州のGreenwich(高所得者たちが家を構える街で、かつてマーサ・スチュワートも住んでいました)などにあるアンティークショップが居並ぶ街はヨーロッパにひけを取らないぐらいオーセンティックな骨董に出会うことができますし、シカゴやニューオリンズのアンティーク街もそれぞれ個性的で珍しい物に出会うたびに気分がワクワクと高揚します。例えば以下のシカゴのアンティークショップなど。
http://www.chicago-antiques.com/DealerPage.aspx?dealerid=13
http://www.chicago-antiques.com/DealerPage.aspx?dealerid=15
 
 ただし、それらのお店の敷居の高いこと! 入店するのでさえ大変です。中にはアポイントを取らなければ入店できないところもありますし、一見の客が簡単には入れないように、な〜んと扉に鍵をかけているところもあります(もちろん全てではありません。気軽に入れる店はちゃんとどこにでもありますのでご安心を)。
 
 しかし、たとえ鍵がかかっていようともそこは観光客の図々しさを持つマツオのこと。私はチントンとブザーを押して扉を開けてもらいますが、時々、鍵を開けてくれる店主から頭上はもとより足のつま先までジロリと身なりチェックの目線を送られるときには、あ〜、やれやれと嘆息してしまいます(もし身なりチェックに不合格となれば、鍵は開けてもらえないのでしょうか? 試しに一度、経験しておくのもよいかもしれません)。

 その点、地元ミネソタのアンティーク店やモールは気軽に入ることができます。店主も、やあやあ、ご機嫌いかが? と気楽に声をかけてくれますし、身なりチェックの視線も感じません。多分、先にご紹介したアンティーク店と地元のアンティーク店とは比べること自体が間違っているかもしれないですが、しかし、東海岸のアンティーク・ディーラーたちが仕入れ先として頻繁に通ってくるのが、ここ、ミネソタ州とお隣の州ウィスコンシンでもあるのです。

 そんなミネソタの地で私たちがしばしば足を運ぶ店を次にご紹介します。

 トップの写真に写っていますのは、50's、 60'sの食器をはじめキッチングッズが充実したお店。車でツインシティーから1時間半ほど離れたところにあるアンティークモールのなかにあります。

 

 2段目の写真はアメリカの開拓時代に店開きをしていた、かつてのジェネラルストアの雰囲気を残すモールです。また100人以上のディーラーが一堂に会するアンティークショーの様子は下段に。どうぞ、ご覧ください。

 写真左は冬期開催のアンティークショー会場の一部を撮影したものです。真ん中と右の写真はこのショーで私マツオが“欲しい!”と心の中で叫んでいたモノたちです。真ん中の写真の右手に見えるソーダ水のサインと左端にちょこっと写っているガラスのショーケース。欲しいのはやまやまだったけれど、とてつもなく高いお値段で全く手が出ません。ショーケースはチョコレートをディスプレイしていたとか。写真右のショーケースはかつてのお菓子屋さんにあったもの。キッチンにこんなキャビネットがあれば、パスタ類や豆類を入れて楽しめるのに〜、なんて思いました。

 このようにミネソタには様々なアンティークショップが数多くあります。たとえ特別な用事がなくても週末ごとに1件1件訪ねるだけで、どれほど勉強になっていることでしょう。おかげで私自身、アメリカンアンティークの何が、どこに、どのような理由で価値があるのか、といったことも理解できるようになったと思います。

 モールについて:モールは20人、30人といったディーラーが寄り集まってブースを設け、一つの空間を構成しています。モールの中を歩く楽しみは各ブース・オーナーであるディーラーの個性を感じ取ることではないかと個人的には考えるのですが、実際各ブースを回遊するたびに“ああ、ここのディーラーはインダストリアルデザインのモノを収集しているのね”、“ここのディーラーはリネン選びに良いセンスを持っているわー”、“ここのディーラーはアーキティクチャル(建築物)なアンティークが好きなんだなあ〜”、などなど各ディーラーが集めたモノたちからいろんな印象を受けます。自分のセンスとぴったりあったブースに行き当たると血流が一気に駆け巡り、ワクワク感を抑えることができません。

 さて、ジャンクジャンクドットコムのページ更新のお知らせです。
以下のものを新たなページにご用意いたしました。また前回早々に売り切れてしまいましたKodakのフィルムケース再入荷しています。前回と同じページにありますので、ご覧いただければ嬉しいです。ただ今ジャンクジャンクドットコムではOld Pyrexの商品をまとめて2個以上お買い求めの方にはPyrexやWillams sonomaのキッチン道具をプレゼントしています。コラム欄最上段右の写真がプレゼントのスパチェラです。今回ご紹介いたしますPyrexの商品もプレゼントの対象になっておりますので、どうか、お気に入りのものが見つかりますように。皆様のお立ち寄りを心からお待ちしております。

・ Pyrex Refridgerator Dish ピタミンカラーのオレンジ色を用意いたしました。
・ Corning社  Mug × 2
・ Pyrex cup and saucer
・ Fire King Hobnail Planters and Flowerbase
・ Bubble Berry Bowl Large and Small
 
では、ジャンクジャンクドットコムのトップぺージからカタログページへお入りい
ただき、どうぞ、ごゆっくりとご覧くださいませ。
http://www.junkjunk.com/

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